先月香港行き機中、駐機場から香港国際空港へ着陸するまでの間、斜め前の搭乗者が食事以外、休むまもなくKindleを読んでいた。ANAなど日本便の乗務員は離陸時や着陸時、電子機器の利用を厳しく取締る。私もiPod電源OFFでもヘッドホンが耳に刺さっているだけで注意を受けるが、この方は一切の注意を受けることなく利用していた。離陸時には乗務員が丁寧にモーフをこの搭乗者にかけたりしており、確実に手にした白い板を見ていたが、注意をすることが無かった。電子機器として認識していなかったのだ。それは興味深く私は観察していた。
[ENGLISH] This is an article on how iPad will change the way regular folks here and abroad read and communicate.

Kindleを「電子機器」として認識していなかったんだと推測される理由は何だったのか? キーボードや入力装置を持たない板一枚(実際キーボードーは本体に付いている)、そこに映し出される「紙に書かれた」風文字は電気を使わない紙ノートにしか見えないのかもしれない。
さて、iPadを同じシチュエーションで置き換えて考えるとどうなるのか? Kindleと違い本体前面にキーボードは無いが、たぶんカラー画面、裏の金属ケースで「電子機器」と認識される確率はKindleより高いだろう。しかし発売後数週間、数カ月は弊社からも発売されるノートカバー式ケースを縦に持ち電車で利用していた場合、対面に座る人は「本を読んでいるかノートを読んでページをめくっている」行為にしか見えないだろう。またApple社がデジタル音楽再生機のように、一般認識されていない製品分野をメジャーな定番家電にする事をやってのけるかが楽しみだ。そう、間違えなくiPadは我々の「ニュースや雑誌を読む」行動を変え、その動作に「ビデオを見る、メールに返信する、Web を閲覧する」をプラスする事になるだろう。Smartphoneは別にして、今まだメールと紙新聞を読むは別の仕切りの作業だったが、これからは「新聞を読む、重要記事をプレゼンやメールに貼り込む、Evernoteに送る」等の動作が一般人も並行して行うことになるだろう。完全な電子書籍時代到来となるのか?Apple iPadの革命は「製品と形状」ではなく、iPad板一枚が可能にする「プライベートな読書とインターネット上の情報全てを簡単に、連動して扱える内部ソフトと外部ネット」が革命的なのだ。近いうちノースカロライナのデータセンター可動で、もっと大きな可能性がiPad/iPhoneとMacにあることを忘れてはいけない。
公共の場でユーザーが増え、マスコミやネットでiPadの話題が一般化すれば、電子リーダーの認知度も上がり、Kindleも飛行機では乗務員に注意されることになるだろう。今、いかに電子リーダーが一般認識されていないかを物語るエピソードだった。iPadは電子リーダー以上の機能があり、当然可能性も無限だと市場が気がつくには度のぐらい時間がかかるかは分からない。図書館、学校、美術館やレストランで導入されれば早くからメジャーになるだろう。そう、書籍が全て電子化する事と共にネットへのアクセスとコンテンツの充実が一番重要なのだ。
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