「アッチもコッチもコピーだらけ、オリジナリティー無い無い無い無い」1976年、立花ハジメ率いるテクノバンド「プラスチックス」がそんな当時の日本コピーブームを皮肉くった曲が大ヒットした。当時米国の大学で私もこの曲を聴きカルチャーショックを受けたのを思い出す。

金儲けが出来れば何でも売る。販売している製品が、他社のオリジナルデザインや知的所有権を侵害していても関係無い”

最近Apple周辺機器類で多く見受けられる丸ごとコピー製品。AppleがiPadと同時に発表したケースを丸ごとコピーをし、堂々と販売している会社もある。プレスもこの会社の他製品をちゃんとレビューする。おかしな世の中だ。誰も文句を言わない、主張をしない日本人、なんでも闇雲、だから国際的に競争力を失っているような気もする。平和で安全ぼけ。Pokkaも豚組もUCCも上島コーヒーも全部中国で他社に利用されている。同業者の社長も最近コピーに悩まされている。

iPhone col­ors、裏シェルケースだが、完全に実機をイメージしたデザイン。笑いが止まらない。写真目的で昨日夜店で購入。以後処分予定

多くの会社は古くからAppleの30ピンコネクターに偽物を採用した製品を大量に販売している。空港や家電量販には定番として並んでいるのだ。当然Appleの純正コネクターやロイヤリティーを払わないので弊社より500円以上安く製品が販売できる。日本の最大手も同じようにコピーコネクター製品を堂々と販売している。弊社がFM Transmitterや音声レコーダー製品市場から撤退したのはこの辺に理由がある。もう価格帯で競争できないのである。Appleはこれら製品を取り締まる事もしていない。自社の意匠を守もろうとしていないのだ。

弊社は設立時からAppleの純正認定30pinコネクターを採用した製品しか販売していない。それは弊社が高い仕入れ代金を払ってもルールをちゃんと守ろうというモラルとマナーを最優先するからだ。またジェネリックな製品で無い限りへ弊社は他社の真似をした製品は作らない。そんなお金と時間があるなら弊社は全く違う分類のオリジナルを作るからだ。

これらのコピー製品、オリジナルを生む側は商標、意匠や実用新案で登録し身を守るのだが、書類のやり取りで時間がかかり、登録料金も安くない。大半のコピー製品は中国、韓国や台湾で生産され、何でも屋の国内貿易商に輸入され販売される。

振り返れば日本も高度成長期欧米の製品をコピー、多量生産、大量流通し世界第二位の経済に成長した。今まさに中国が当時の日本と同じ状況にある。中国では工場の数が溢れ、本製品や客受注で稼働していない工場空き時間にをコピー生産へまわす事で利益を倍増させている。

弊社のロンングセラーTetranのコピー、日本でも堂々と販売している会社もある。

昨日ある会社の社長と会食で「中国の好調な経済状況、何時まで続くのか?」と聞いた。彼は「多分バブルは中央政府か自由経済の結果、一回はじけるだろう。十分な資金があるためバーストから国はすぐに立ち直るが、多分多くのコピー工場は閉鎖されるだろう。今中国の通過や製品が世界基準になりつつある。その場合”コピーを生産する中国”のイメージから脱却しないと行けない。」彼は宝石デザイナーで、オリジナルと沢山数十年にわたり生産販売している。毎日のように製品がコピーされている立場なのだ。「世界の通過&経済リーダに中国がなるためにはコピーの排除は中央政府の課題だろう」と言う事だ。

弊社製品上に整形用樹脂をかぶせ、金型を作るコピー方法。そのため弊社製品より気持ち一回り大きい。

裏が違う。一世代前をコピーしたので。。

弊社オリジナルにはちゃんと刻印が

Ed Hardyも完全コピー、2000円で買える。写真目的で昨日夜店で購入。以後処分予定

さて、今回iPadと言う製品はiPhone以上にケース等の製品を生産し販売する会社が増えるだろう。当然コピー合戦が繰り広げられるのは間違えない。しかしポートフォリオ等、iPad以前から文房具用品や鞄をデザインする会社が販売している。当然ごく普通のノートパッド型ポートフォリオのケースは誰にでも生産する権利がある。この辺は微妙なところだと思うが、やはり弊社は完全なる独自デザインの製品を考案し生産したいと考えている。

最後に1976年立花ハジメ先生&プラステックスの「コピー」をどうぞ。

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